白崎八幡宮は鎌倉中期の建長2年、時の領主・清縄左衛門尉源良兼により創建されました。主祭神には、應神天皇・仲哀天皇・神功皇后の三神をお祀りしています。もともと縁切り神社として創建されたわけではないのですが、「縁切り祈願」を始めた頃からでしょうか。ご神徳を感じたご参拝の皆様がクチコミで広めてくださり、少しずつ縁切り神社として名前が知られるようになりました。縁切り神社を名乗ったことはないのですが、今では遠方からも縁切り祈願をされる方が数多くいらっしゃいます。
クチコミから 広まった縁切り神社
白崎八幡宮が 縁切り祈願を行う理由
縁切り祈願というとネガティブなイメージを持つ方がほとんどではないでしょうか。縁結びや良縁祈願を行う神社は多いですが、縁切り祈願を行う神社の数が限られているのも、このネガティブなイメージのせいかもしれません。そんな中で白崎八幡宮が縁切り祈願を行う理由。それは、この世のすべては表裏一体と考えるからです。表もあれば裏もある。縁を結びたいという願いの数だけ、縁を切りたいという願いもあるのが道理です。人には様々な悩みや事情があり、ときにそれは人を大きく成長させることもあります。しかし、自分を傷つけるような悪縁は、すっぱりと断ち切ることも大切です。
男女間だけでなく、職場でのパワハラや家庭でのDVなど、最近では人間関係における悪縁も複雑化しています。ギャンブルや過度の飲酒といった悪癖も縁切り祈願の対象です。離れたいのに離れられない。止めたいのに止められない。一人で悩むことに疲れたら、ご神徳にすがることも解決法の一つかもしれません。
縁切り 祈願のタブー
縁切り祈願で絶対に避けていただきたいのは、他の人の不幸を願うことです。縁切り祈願は、人や物事との縁を切りたいと願うこと。人の不幸を願うのは縁切り祈願ではありません。神様の前で邪心を抱くことは厳に慎んでいただきたいと思います。悪縁や悪癖を絶つ縁切り祈願は、ご自分が前を向くために行いましょう。
良縁につながる 縁切り祈願
白崎八幡宮での縁切りは、必ず良縁祈願とセットで行います。なぜなら悪縁を切るのは、新しい良縁を呼び込むためだからです。切った縁をそのままにせず、必ず新しい良縁をつないでいただきたいと考えています。
白崎八幡宮の境内には「良縁結び布袋尊」をお祀りしており、縁切り祈願の後には必ずこちらの布袋様に良縁をご祈願していただきます。満面の笑みに、ぽっこりと出たお腹。七福神の一柱である布袋様はとても心の広い神様で、縁結びや夫婦円満、商売繁盛に金運アップなどのご利益があると言われています。
福の神である布袋様が、皆様に新たなる良縁をつないでくださいます。
スペシャルコンテンツ
白崎八幡宮がお届けする、神道にまつわる情報や豆知識を掲載したページです。
自宅での神棚の祀り方やお朔日参りについてなどの神社に関する情報はもちろん、ネット祈願の方法や良縁につながる縁切り祈願の紹介など、白崎八幡宮独自の豆知識も載せています。