創建774年 融通の神白崎八幡宮公式オンライン山口県岩国市にある弘中三河守所縁の神社

邪気を祓い幸福を招く
破魔矢と破魔弓の由来

白崎八幡宮の御札の御神徳

儀式で用いられていた 破魔矢・破魔弓

お正月の家庭には欠かせない縁起物の破魔矢。その由来は、古くから正月に行われていた「射礼(じゃらい)」という年占いの儀式にあるといわれています。破魔矢や鏑矢、破魔矢に関しての言い伝えについてご紹介します。

  破魔矢の由来

千里将願のお神札

破魔矢の「ハマ」というのは、もともと「的(まと)」という意味があります。弓矢は古くから戦の道具としてだけでなく、神聖な儀式の道具としても用いられています。儀式で弓矢を射るときに「ハマ」と呼ばれていたのが「破魔」に通じるとして「破魔矢」「破魔弓」という言葉ができたとされています。

そこから、正月に男の子がいる家庭では弓矢を組み合わせた玩具を贈り、厄を祓い幸福を祈願するといった風習が生まれたのです。

破魔弓と鏑矢  

お札の祀り方、飾り方

白崎八幡宮では破魔矢だけでなく、魔除け効果をより高めるとされる破魔弓とのセットや、鏑矢(かぶらや)も頒布しております。

破魔弓は、矢を持たず弦を弾き、その音で天地四方の邪気を払う儀式「鳴弦の儀(めいげんのぎ)」が有名です。鳴弦の儀は平安時代から宮中などで行われており、現代でも皇族が誕生された際に「浴湯の儀」などでとり行われています。

鏑矢は通称「鳴りかぶら」ともいい、射ると先端の鏑(かぶら)が鳴り邪を払う意味があるとされています。もともと戦場における合図として紀元前ごろから中国で使われていたのが由来とされ、日本でも鎌倉時代には既に記述が見られ、遅くともその時代では使われていたとされています。

魔を祓いよい一年に なるよう祈願します

御札の交換時期

破魔矢などのお正月の縁起物は、年に一回1月に取り替え、神棚や玄関に飾るのがよいとされます。飾る際は矢じりが下向き、または鬼門・裏鬼門に当たる北東・南西に向くようにしましょう。

白崎八幡宮では、破魔矢、破魔弓、鏑矢の縁起物を頒布しております。遠方や持病などによりご参拝できない方でも、白崎八幡宮のご神殿にて大神様のご神徳を入魂したものを心を込めてご祈願し、お頒ちいたします。